CDレビュー第二弾はぼくの主戦場?である、テクノミュージックを紹介します。
テクノといっても直球ではなく、どちらかと言えば変化球な感じですがw
このShed というアーティストは、当時たまたまBeatport をディグしていて知りました。
Shedはデトロイトっぽさもありますが、テクノ大国ベルリンのアーティストです。
Contents
Shedding the Past
名門Ostgut Tonから2008年のリリースです。(もう10年近く前かよ…)
個人的にメロディーが泣きすぎると、キツいんですよ。
これはジャンルにもよると思います。
JazzyなHip – Hopなんかは結構メロディー感強くても聞けますしね。
しかしShedはメロディー感は結構強いんですが、決して泣きすぎない。
この辺りはセンスが出ますね。
Tr. 1 Intro
イントロです。
見りゃ分かるって?
結構こういったタイプのイントロっていうのは、ジャンル問わずよくあるタイプではあるんです。
ただ、このイントロは秀逸です。
なぜかと言うと、この1曲でアルバム全体の音の方向性を端的に表しています。
よくあるなんでこれ入れたのかな?
というイントロではないですね。
何処と無く寂しげで、フワついたシンセの音だけで構成されています。
Tr. 3 Another Wedged Chicken
ローをカットした軽めのキックとクラップ 拍手みたいな音 、そしてノイズの様なシンセがバックで 流れています。
ノイズと言っても決して不快ではなく、耳触りの良い音ですね。
あ、この曲は4つ打ちでは無いです。
だけどクラップ音に中毒性があるのかな?
なかなか音にハメ込まれます。
使うとしたら、かなり早めの時間か、中休み的な感じで間に挟むとか?
各DJの腕とセンスの見せ所ですね。
Tr. 6 Slow Motion Replay
キタキタキタ、来ました。この曲めっちゃいいんですよ。
今でも秋になると無性に聴きたくなります。
音が完全に秋の音ですよね。
ただただ気持ちいいです。
詰まっている音全てが心地よく、メロディーも主張しすぎることもなく、究極のバランスです。
きっとこの曲は死ぬまで聴き続けるなあ。
野外で是非かけたい曲ですね。
Tr. 7 Wave Mind
シンセの上音のみのアンビエント・トラックですね。
まるで霧の濃い森の中に迷い込んでしまったと錯覚させられるような雰囲気の曲です。
そう、3 : 00までは……。
3 : 00を境に様子が変わります。
ノイズが入り奥の方で不穏なベース音がします。
あとなんか喋っています。
To Techno Music…..
Tr. 8 That Beats Everything!
やっときた4つ打ち!!
と、思ったら何これ!?
キックとハット、フワフワしたシンセ。
展開も乏しい……
まあ逆に言えばDJ的には有難いですよねー。
ミックスのネタにどうぞ。
Tr. 9 ITHAW
さてまたまた深い森の中に迷い込んでしまいました。
今度はビートもあり、まったり聴きやすいですねー。
キラキラとしたシンセが印象的ですね。
Tr. 10 Estranged
Tr. 6 Slow Motionと並んで、このアルバムの中でのツートップですね。
イントロの浮遊感のあるシンセがリフレインしています。
そしてこの曲もまた、絶妙な哀愁感。
何処か寂しげで、懐かしさすら感じる不思議な雰囲気です。
そして からのライドシンバル。
ぼくは以前ドラムをやっていまして、そのせいかライドシンバルめっちゃ好きなんですよ。
BPMも117と扱い易いですよね。
以前ポッドキャストでFunction がミックスたプレイを配信していて、聞いた瞬間テンションがブチ上がりました。
まとめ
どうでした?
やっぱり改めて聞いてもいいですねー。
この奇をてらうことなく、自然とそうなっちゃてる感というのはなかなか出せるものではありません。
そしてこのアルバムは音の方向性に結構統一感がありますが、その他のリリースでは結構エグい音だしたりしています。
それもかなりヤバ目のチューンになっていますので、また紹介しますねー。
あ、一応全曲貼っておきますねー。
ではでは。